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【PRコンサルタントのお仕事】カシミカ代表・小野田みかさん「議員とデザイナーの二択で悩み、選んだのはエシカルな取り組みや女性活躍への取り組み」

エシカルなカシミヤブランド「CASHMIKA(カシミカ)」さんのブランディングのお手伝いをしています。

カシミカさんのデザイナー・小野田みかさんは、デザイナーもされると同時に2023年の3月まで板橋区で議員さんとしてご活躍されていました。

10月11日の国際ガールズデーを前に、10月10日に国会議事堂横の参議院会館で行われたイベントにご一緒してきました。
高校生からの現役議員さんへの質問などにも立ち合い、とても貴重な体験をさせていただきました。

娘を持つ身としては生きやすい社会をつくるためには、政治の場面に女性が少なすぎることを痛感しました。

その時のことが朝日新聞さんの記事になっています。

 

“16年ぶり”の女性議員が経験したこと

現在、アパレルブランドのデザイナーを務める小野田実佳さんは、板橋区議を1期務め、2期目は立候補しなかった。その理由を問われ、自身の経験や思いを語った。

小野田さんは2019年4月、自民党の公認を受けて立候補した。「板橋区では16年間自民党の女性議員がいなくて、私は16年ぶりの女性議員でした。地盤なしで出馬して、全区的に選挙をしたので、(当選直後は同じ党の)男性議員とぶつかるところがあり、大変な思いもしました」

 

自身の経験を語った、元板橋区議の小野田実佳さん(左から3人目)=東京・永田町

 

「当選時は44歳でしたが、政治の世界では若いんですね。最初の3年はほとんど発言をさせてもらえない。(区議団の会議では)手を挙げて発言をすると、後から注意されるようなこともありました。『女性だから』というのもあったかもしれません。『期数が低い』ということで、ほとんど発言ができないこともありました」

小野田さんが、議員として自由に質問や活動ができるようになったと感じたのは、「次の選挙に出ない」と決めてからだったという。

包括的性教育や女性活躍をめぐる質問をすることができ、「行政とかみ合って仕事をしている」という充実感や、少しずつ周囲の男性議員から「ちゃんと仕事しているじゃないか」と認められている手応えもあったという。ただ、「(議員と自身のブランドのデザイナーの)どちらかの仕事を選ばないと、両立は難しいという思いがあり、すごく悩みました。その結果、自分の思ったことを100%実現したり、自分の能力や経験を実行でき、直接的に社会貢献ができたりするのは、(20代から携わってきた)アパレルの仕事だと考え、次の選挙には立候補しないことを決断しました。今はデザイナーの仕事に専念しています」と語った。

男性中心の政治の世界に思い切って飛び込み、選挙を経て、ようやく手にした議員の仕事。その中で経験した、思うように仕事ができないという思いーー。まさに「ガラスの天井」にぶち当たった小野田さん。だが、小野田さんはこうも語った。「自民党は与党で、政治は『数』なので、与党内で意見が通らないと結局、国だったら法律、区だったら条例は通らないということがある」「自民党の中で変えていく、というのも一つの方法かなと思います」

小野田さんは現在、自身の運営するモンゴル産カシミヤを扱うブランドで、エシカルな商品の開発を通じて、生産国で働く女性たちに適正な収入が得られる取り組みなどを進めている。区議として働いた経験については、「普通に働いていては、なかなか経験できないようなことをたくさん経験できました。最初はぶつかることもありましたが、自民党の先輩議員からは多くのことを学ばせて頂きました。日本では女性活躍がなかなか進まない中、この経験を生かし、これからも社会貢献をしていきたい」と朝日新聞に語った。

2023/10/21 朝日新聞 with planet https://www.asahi.com/withplanet/article/15029707?id=27899986より

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