インテリアエディターDの「大人のための家具選び」vol.102
コンパクトスペースを有効利用!ミニマルデザインの名手が生んだコンテンポラリーな引き出し付き木製ワークデスク
リビングに置きたくなる!コンテンポラリーで機能的なデスク
コロナ禍を経て定着したリモートワークによって、生活空間に“仕事”の要素が入ってきたときに生まれる違和感を解消する、美しいワークデスクを探している方も多いかと思います。今回ご紹介する『ライトウッド デスク120(パネル・引出し)』は、奥行き狭め・横幅広めで、引き出し付き。それでいてコンテンポラリーアートのような佇まいがとっても魅力的なワークデスクです。
これまでワークデスクといえば、書類や文房具類がきちんと収まる事務机の延長のようなものでした。ですが、ペーパーレス社会になり、ファイルボックスを入れたり並べたりするような深い引き出しや大きな奥行きが不要に。代わりに、PC、iPad、資料を横並びに広げられるワイドなデスクが必要になりました。
部屋の中心を向いて座るように設置したくなるスマートさ
リモート会議の際に、生活感のあるものが映りこまないようにしてくれるバーチャル背景は便利ですよね! 最近ではさまざまなデザインも増え、オリジナルで好きなインテリアを着せ替えのように使うこともできるので私も時々楽しんでいます。
ただ、バーチャル背景を使うと手に持った資料や試作品などが認識されず画面に映らないなど、やりとりに不自由な面も。そんなときにはやはりアナログで、壁を背に部屋の中心を向くようにデスクを設置するのがおすすめです。
ノートPCでしたらデスクの奥行きが40cm~、壁との間が60cmあれば理論上設置可能です。引き出しもあるのでもう少し必要かどうか実際に試してみたところ、壁から52cmのところにデスクの手前がくるように設置しても十分使いこなせることがわかりました。
ホテルのための特注家具から定番アイテムに発展したデザイン
『ライトウッド デスク120(パネル・引出し)』は、ミニマルスタイルのデザインで知られ、世界中の一流有名ブランドからラブコールを受けるデザイナー、ジャスパー・モリソン氏によるものです。もともとは部屋ごとに異なるデザイナーが丸々一室のデザインをしている群馬県の白井屋ホテルにある、「ジャスパー・モリソンルーム」のために作られた特注デスクでした。
ベッドサイドで静かに佇むようにデザインされた特注家具が、より使いやすく作りやすいディテールに改変されながら定番家具に発展していったものなので、生活空間に入ってもノイズを作り出すことなく収まるアイテムになったというわけです。
今回は、世界に認められた日本の木製家具メーカー「マルニ木工」から、コンテンポラリーなデザインが美しい『ライトウッド デスク120(パネル・引出し)』 をご紹介しました。
100 年使っても飽きのこないデザインと堅牢さを兼ね備えた家具づくりを目指す「マルニコレクション」には、変化する時代の半歩先を行くアイテムが豊富に揃っています。ぜひショールーム足を運んでみてくださいね。
※掲載商品の価格は、税込みです。
問い合わせ先
- maruni tokyo
営業時間/平日11:00~18:00、土日祝10:00~18:00
休館日/火曜・水曜(2024年3月以降はHPから要確認)
TEL:03-3667-4021 - 住所/東京都中央区東日本橋3-6-13