インテリアが大好きです。特に、家具や間取りを見ながら人生を考えるのが好きです。
「子離れが寂しい」だの「人生の秋」だのほざいてますが、子等が独立したら、すぐにでも子ども部屋の壁をぶち抜いて、ドレッサーを置く予定です。
仕事にかこつけて、ドレッサーや一人がけソファ(死ぬときは一人だから)を日々探しています。
お金を貯めて、モルテーニ の置き式収納も置きたい。扉を開閉するだけで幸せになれるし、気に入ったものを飾っておきたいから。peter vogelの音がなる彫刻に、茶箱を作ろうと思って肝心の中身がなかなか揃わない美しい籠バッグ、レースが綺麗で繊細でいつ着たらいいのかわからない下着なんかを、「クリスタル」に飾るように収納して眺めていたい。
今日は自立を助けるインテリアのヒントを探しにAll About (オールアバウト)本社で「介護」についての講習を、介護の専門家から受けてきました。全然違う視点も持ち帰ったけれど、転ばぬ先の杖で、今すぐにでもインテリアでできることが色々あると理解しました。腰を悪くした義母宅に新しい固めのソファが入るタイミングで、できることをお手伝いしておくことが、将来の私を助けることになるなぁ、多分。
一番耳が痛かったのは、実の親に毎週決まった曜日にかける「1分電話」の重要性について。「なんでもない会話」を、普段から実の親とするって煩わしいし…たまにかけると親は「お祭り状態」になって、業務連絡だけでもヘトヘトに疲れちゃうけれど、それは普段からマメに連絡をとっていないからだそう。どうでもいい会話に混ぜ込んで、やっと1年後くらいにどんな老後を送りたいか、お金も含めて腹を割って話せるんだとか。
で、ぐるっと回って。それは将来の私の姿でもあるわけです。もし、便利だからと機能性だけでインテリアを介護用品に替えられたら、心が死んでしまうと思う。何を大事にするかは、その人次第でみんな違うわけで。そんなことをぐるぐる考えながら、ビンテージ家具を撫でていました。私の寿命より長く誰かに愛される家具が欲しいのですよ。