〈思春期のママはつらいよ。300字日記vol.12〉蓮根と、田園調布のWさん



乗り鉄だった息子のおかげで、いろんなところに出かけました。いまは、スケジュール合わせるのも大変。合わせたところで一緒に出かけてくれるのかも定かじゃありません。

 

 

鉄道に息子が夢中だった頃、お目当ての車体でお稽古に行くために、40分前から駅で待っていた。

「時計の針が8まできたら、どれでも乗る」

約束したにも関わらず、車内でギャン泣きの息子。

バギーで寝ていた1歳娘も泣き出した。

私も泣いた。

 

あなたが3歳なら、ママになって3歳。どうしたらいいかわからないの!

 

ふと、「今が一番いい時よ」知らないお婆さんに、なぜか立派な蓮根を手渡された。

 

年をとって色々忘れちゃったんだ、孤独を感じた。

 

でも今はわかる。もう無茶な要求をぶつけて、拒んだところで泣いてわめかない。本心を察してあげる距離を保つのも結構しんどい。

 

蓮根婆さんは、いつも「今が一番いい時」と言ってくれたのかもしれない。

 

 

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