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【思春期のママはつらいよ300字日記vol.36】ママだけど、娘でもあるうちに言おう

世の中の大人が見ている大学への価値観が、私の時代とだいぶ変わりつつあることを初めて知りました。

 

息子の高校受験の報告で、実家に頻繁に電話をかけるようになった。

第一志望校に落ちてから、やたら多弁になる息子を見ているのがつらい。

第二志望の学校だって、同着第二志望の学校だって素敵なところ。
通えるのは一校だし。
納得して選んでほしい。

ピアノをやりたくて付属校を選んだから、大学力も見極めようね。
「結局は自分」とはいえ世の大人が見ている価値観や、「広報活動」とはいえ校長先生が掲げている方針や約束等、知っておいてもいいかもよ?

…大学受験で第一志望を落ち、受かった学校を推してきた母はどんな気持ちだったのだろう。

「あの時はごめん、ありがとう」
25年前のことを謝る。

母は泣いていた。
「あなたが辛かったのは知ってた。でもその方が幸せになれると思ったの。長い時間がかかって分かることってあるのよ」と。

通った大学のおかげで出会えた人達に支えられている今、素直に言えた。
母が生きてるうちに気がつけてよかった。

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