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カレに飽きたら染めちゃえば?_藍染体験

エルメスのスカーフ「カレ」を、昨年「和なり屋」さんで藍染してきました。

何年か前、京都に期間限定でエルメスが「カレ」の染変えを無料で(!)行なっていたイベントにとーーーっても行きたかった。

それが叶わなかったので、自分でやってみようと思い立ち実母を誘って一緒に出かけてきました。

 

所有することが「喜び」ではなくなっていく?!

”好きなもの”と”そうでもないもの”が混ざって物で溢れている生活は疲れますよね。

物を所有する、サブスクで所有しないで使用する。

持っているものを手放す、リメイクする、メルカリやラクマ などのサービスを使ってCtoCで売ってみる。

いろんなことをやってみながら、「所有する」ことの意味をいまいちど考えています。

 

手を動かして「私の思い出」に変える喜び

母が亡父とフランスに行ったときに買ったエルメスのスカーフ。

首や髪に巻いてしばらく楽しみましたが、割とすぐに飽きました。

母が巻いているのも見てきたし、もらったときには飽きていたというのが本音です(小声)

そもそもフランス旅行の思い出は「私の思い出」ではないから、思い入れもないのです。

 

 

母も、父からもらって「実は色が気に入っていなかった」理由で一度も使ったことのなかったスカーフを染めました。

岡本太郎美術館にて

ざぶんと藍に漬けるときのドキドキ、

染め変えが母とちょっとした共犯のような気持ちだった面白さ、

私と母の思い出になり、スカーフもお気に入りに生まれ変わりました。

所有することの喜びは、その「もの」がどういう時間を一緒に過ごしてくれたのかということと比例するようなそんな気がしています。

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