photo by Koji Fukuzaki
秋も深まってきましたね。みなさんお元気ですか?
11月は私立幼稚園の受験月、中学・高校の文化祭・説明会シーズン、茶人の正月、デザインウィークもまだ続いてる。そしてなにより、気候がいい!!!コートを着ないでおしゃれできる楽しい季節です。
毎年、夏休みに開催しているワークショッププログラムを、今年は縁あってミッドタウンでも開催しました。
funpunclockの奥に見えるのは「トムソン木枠」。これで一枚一枚、職人さんに抜いてもらっています。
お子さんが硬いバルカナイズドファイバーを折りやすいよう、ロットが変わる度に、溝の深さ等もろもろ微調整してます♪
リピーターさんも初めましてさんも、みんなで手を動かす一期一会
毎夏の思い出を立体絵日記にしてくださるリピーターさんご家族がいたり、お姉ちゃんの付き添いで来ていた赤ちゃんが大きくなって参加してくれたり、はじめましての方も一緒になって仲良く手を動かす時間。
そんなことができるようになったんだ!!!
とか
名前のない色合いや、自由な曲線と、画材の思いもつかない使い方
とか、すごいものを見せてもらったなー!!!と、毎回心底ワクワクさせてもらっています。
「切る&貼る」を思う存分楽しんでくれました。構造部分にかからないように、ママもお手伝い。
絶対「じぶんで」組み立てたい、のです。素晴らしい
一発切り(ハサミを一振りしてカットできる12mm幅くらいの材料を用意してあげるのがおすすめ!)
たーーーくさん切った「お花紙」や布を貼った、元気な作品!製作時の「ほとばしるハサミ使いと糊付け」とは対極に、静かに満足してくれている様子にキュンときます。
シールの赤と緑と全く同じ色で、下から透かしたい。全体を決めてから取り組むから、手を動かし始めるのがみんなより後になる。それでもいいのです。
すっごく好奇心旺盛、紹介した仕掛けを全部トライしてくれました。
「fish」を描きたい、というから泳いでる魚だと思って会話していたら、光をつけたら「dishからはみ出す大きさの、赤くて大きな魚」とのこと。フィンランドで食べて美味しかったピザも!!!
兄弟で、全然違うから面白い。
練習したジンベエザメもかわいい、使ってくれないかしら?
明かりをつけると見えるジンベエザメに、おリボンをつけてあげたのね!!!!ちゃんと水玉も効いてる。一番飛び出す角度に貼った「芋虫」も良い感じです♪
色のセンス、画材の自由な使い方、グラフィティーのようなイラスト。とにかく「すごいものを見た」と思いました!!!
このシャボン玉が、光をつけた時にすごい効果的でした。
弟くんも炸裂していたなぁー。すごく羨ましいほどの取り組み方をするご兄弟!!!
感性と勢いで美しいものを作れる人っているよね、っていう感じの小2の女の子。このまま、作り続けて欲しいなー
「どうやって子育てしたら、こんな風に伸びやかな感性で育つんでしょう?」とコツを教えてもらいました。「なにも否定せず、やりたいようにやらせてあげられる環境を選んできている」そう。難しいですよね、かっこいいな
取り組み始めると、ワーッと手が動いて解放される瞬間がありますよね!とても繊細な作業を最後は大胆にまとめてくれました。
組み立てる段階で、吊るす高さを考えて急に面と裏を迷い始める。それもよし。
パパとママが両手をふきふき。作業に夢中な彼女は、たくさんの色がついた手で作業をするので、色が濁らないようみんなで協力します。
毎年ありがとうございます!今年はいつもよりポップな色合いの作品に。画材の使い方の精度が飛躍的に上手くなっていた。まず、自分でブレンドしてオリジナルの色を作ってから着彩していたからかもしれない。混ざっちゃった、ではなく「混ぜる」と決めて取り組むと、明るい色に仕上がって来たのかもしれない、とか今までのことを思い返して考えていました。どっちも好きだな!
追記:続けること、時が流れること
このワークショップを始めたのは7年前。下の子が小学校に上がるまでの10年間専業主婦だった私が、社会復帰したプログラムです。一番最初は、大学の先輩たちが開いていたコミュニティーカフェ「洗足カフェ」で、仲間うちで開催させてもらいました。
古巣、イデーでの開催のきっかけを作ってくれたのはいつも写真を撮ってくれる、現ミッドタウン店長の福崎さんと、その時に担当してくれた行木さん。今回は7年ぶりのタグを組ませてもらい、感慨深かったです。
お姉ちゃまを足蹴にしている赤ちゃんこそ、今回ジンベイザメを元気に仕上げてくれた女の子。
出会った時から甘えん坊だったけど、大きくなっても甘えん坊の男のこ。
毎年、作るものを決めて、でも当日の気分で好きな作品を作ってくれる女の子。
次は、来年の夏休みになると思います。
また、みなさんとご一緒に手を動かせることを楽しみにしております!!!